Sae Otomo / 5リズムスエットスペースホルダー

大人になって踊るなんて考えもしていなかった。
エサレン研究所で初めて誰の目も気にせず、自由に、気の向くまま、カラダを感じて踊ったムーブメントクラス。その時に感じた何とも言えない幸福感、そして、踊っているうちにカラダがどんどん自由になって境界線がどんどん広がっていくような感覚、こころの底から「気持ちいい!」「なんて楽しいんだ!」と感じた瞬間。そして、私は踊ることのよろこびを知った。その瞬間に感じたまま音の波にカラダをゆだねてカラダが動きたいように動いていきましょう。きっとその時に必要なことが起こり、踊ってかいた汗やよろこびが薬となり自然とセルフヒーリングが起こるでしょう。

Location: Tokyo, Japan
Dancing since: 2006
Website: http://5rjp.com/5rhythms-sweat/sae-otomo/
Languages: Japanese, English

Sae Otomo
Q
なぜあなたは5リズムを続けていますか
A

一言で言えば"愉しい"からです。
私にとって5リズムは、動きと共に身体を探求するためのボディワークです。日常的なエクササイズというより、むしろ日常ではなおざりにしてしまいがちな身体の感覚や言葉では表現しきれないこぼれ落ちた感覚、どう存在させて良いかわからないものに意識をむけ意味を持たない自然に出てくる動きで表現していくことで「わたし」に統合されているように感じています。

また、皮膚の外側にある空間や音・リズムの波動によって新しい動きと出会えるのも魅力の一つです。でも実際は、音楽やリズムに身体が占領され踊ってしまっていることも多い。出来ない分、自分の感覚につながって動けたときに得られるものも大きいから続けているのだと思います。

Q
心に残っている体験を教えてください
A

私が踊る愉しさを知ったのは30代後半、5リズムが誕生した米国のエサレン研究所で行われた1ヶ月間のエサレン®︎マッサージ・トレーニングプログラムに参加した時のことです。毎朝、音楽に合わせボディパーツや骨、関節を意識して動かし、その感覚に気づくことから始まりました。初めは、人目も気になるし「感じて動く」なんて雲をつかむようなことで、最初はラジオ体操のような動きでした。次第に動くことにも慣れ、意識をむけた部位がどう動かせば気持ちいいか?どう動かしたいか?という感覚的要求から動きが出るようになり、そこに質感も加わっていき、感覚に身を委ねた動きへと変化していきました。ただ感覚に気づき動く、それは瞑想をしているかのようでした。

感覚から動くと、緊張していた筋肉がリリースし、心も解放されていく感覚があり、なによりも楽しかったことを覚えています。空っぽになった時に感じたものを動きにし、その動きの連続が踊りになる!と知った体験でした。そして、その踊りこそが自分自身(身体、意識、魂)とつながり、「わたし」を知るエッセンスになるということを感じた体験でもありました。

Q
あなたがクラスをする時に心掛けている事は?
A

気持ちの良い場になるよう床掃除はもちろんのこと、会場にいらした方お一人一人が自分自身とつながって愉しめるように安全で安心できる場づくりを心がけています。また、スペースホルダーとしてニュートラルな状態でありたいと思っています。